一括払いプランの場合、FTPソフトを使用すると、以下のことができます。
- ホームページを構成する全ファイルのバックアップ
- 物件データファイルのバックアップ
- HTMLファイルの書き替え(HTMLの知識がある方のみ、自己責任にて行なってください)
- ページ(HTMLファイル)の追加(HTMLの知識がある方のみ、自己責任にて行なってください)
サーバーの障害に備える
物件更新等でプログラムがサーバーの物件データファイルを書き換えている最中に、サーバーの障害が発生すると物件データファイルが破損します。
その場合、物件データの全部または一部が消失してしまいます。
たとえサーバーの稼働率が99.99%であっても、単純計算では1日あたり8秒の障害が発生する恐れがあります。
- 物件を1件ずつ登録しなおすのは大変な労力を要しますが、ローカル環境に物件データファイルをバックアップしておけば、ホームページには容易に物件の復元が可能です。
サーバーの不正アクセスに備える
サーバーに不正アクセスされて、ホームページを改ざんされたり、悪意のあるプログラムを不正に設置されてしまうという被害が増えてきています。一括払いプランをご利用の方からは、現在までに10件程度の被害が報告されています。最悪のケースは、ホームページを完全に乗っ取られてしまう非常に悪質なものでした。
悪意のある第三者に本気で狙われたら、サーバーの不正アクセスを完全に防ぐことは困難です。
被害状況の確認や復旧のために、ホームページの全ファイルをバックアップしておかれる事をおすすめします。
FFFTPの入手
FFFTPは、最も有名なFTPのフリーソフト(無料)です。下記よりFFFTP最新版をダウンロードしてください。
※FFFTP使用に関してのご注意
- 本マニュアルは、FFFTP操作方法の一例を示したに過ぎず、弊社は責任を負いかねます。自己責任で行なって下さい。
- FFFTPは使いやすいソフトですが、あらかじめヘルプをご参照のうえ各操作を充分把握してから行なって下さい。
- 誤った操作によってホストのファイルが消失、又は破損してしまうと、ホームページの全部又は一部が表示されなくなったり、誤作動の原因になります。
FFFTPの設定方法
各レンタルサーバーの設定方法
ご利用されているレンタルサーバーのマニュアルをご参照ください。
上記以外は、サーバー会社のホームページ等でご確認ください。
接続と設定
接続テスト
- インターネットに接続します。
- FFFTPを開き、一番左のコンセントのアイコンをクリックします。
- 作成したホストが選ばれていることを確認し、接続をクリックします。
- 接続すると、左側には貴パソコン(※)が表示され、右側にホスト(サーバー内)のファイルやフォルダが表示されます。
- 確認できましたら、左から3番目のアイコン(コンセントに×)をクリックして切断します。テストですので、何もせずに終了します。
FTP画面の概略
左側 ローカル (貴社パソコン) |
アップロード(↑)
ローカルのファイル をホストに転送→ |
右側
ホスト (サーバー) |
ダウンロード(↓)
ホストのファイル をローカルに転送← |
(※)ハードディスクがC:の場合、C:\My Documents\My Webs\homepageなど、任意のフォルダをあらかじめ作成しておいて、そのフォルダを設定します。
環境設定(ファイル属性=パーミッション)
ファイル属性=パーミッションとは、ファイル/ディレクトリの所有者である「Owner」、所有者と同じグループに属するすべてのユーザー「Group」、その他すべてのユーザー「Other」に対して、それぞれ「読み込み」「書き込み」「実行」の権限を与えるかどうかを設定するものです。
- オプション>環境設定>転送3 を開きます。
- アップロードするファイルの属性で、追加をクリックし、以下の内容を追加します。(既存の場合、追加は不要)
ファイル名 *.cgi 属性 755
ファイル名 *.dat 属性 666
ファイル名 *.js 属性 666
ファイル名 *.csv 属性 666
ファイル名 *.css 属性 666
ファイル名 *.log 属性 666
- お使いのサーバーにて推奨値がある場合は、上記に関わらずそちらを優先してください。
- OKで閉じます。
バックアップ
全ファイルをバックアップする場合
サーバーの全ファイルをローカル(パソコン内)にバックアップします。
- ホストに接続します。
- ABが重なったアイコン(ファイル名で転送モード切替え)をクリックします。
- 上に並んだメニューの「コマンド」をクリック、選択肢から「ミラーリングダウンロード」をクリックします。
- ダイヤログが表示されたら、「処理内容表示へ進む」ボタンをクリックします。
- 処理内容を確認して、「実行」ボタンをクリックします。
- サーバーのファイルをローカル(パソコン内)にバックアップが始まります。(ファイル数が多いので完了まで時間がかかります)
- 完了すると、ローカル(左側)にフォルダ・ファイルが表示されます。
- 確認できましたら、左から3番目のアイコン(コンセントに×)をクリックして回線を切断します。
データファイルのみをバックアップする場合
サーバーにあるデータファイルのみをローカル(パソコン内)にバックアップします。
C:\My Documents\My Webs\homepageの中に、更にuser-cgiのフォルダを作成しておきます。
- ホストに接続します。
- ローカル(左側)に表示されている「user-cgi」フォルダをクリックして開きます。
- ホスト(右側)も同様に「user-cgi」フォルダをクリックして開き、さらに、「data***」フォルダ(***部分は数字です)をクリックし反転表示させます。
- ABが重なったアイコン(ファイル名で転送モード切替え)をクリックします。
- コマンドのダウンロードをクリックすると、サーバーの「data***」フォルダごと、ローカル(パソコン内)にバックアップされます。
- 完了すると、ローカル(左側)に「data***」フォルダが表示されます。
- 確認できましたら、左から3番目のアイコン(コンセントに×)をクリックして回線を切断します。
バックアップしたデータファイルについて
C:\My Documents\My Webs\homepage\user-cgi\data***のフォルダを開きます。
- 「b*_data.dat」=売買物件データファイル(bt=土地・bk=戸建・bm=マンション・be=外全・bi=外一)
- 「c*_data.dat」=賃貸物件データファイル(cj=賃貸住宅・ct=土地・ce=外全・外一)
- 「b*_data.csv」=売買物件レインズ対応データファイル(bt=土地・bk=戸建・bm=マンション・be=外全・bi=外一) ※西日本のみ
- 「c*_data.csv」=賃貸物件レインズ対応データファイル(ct=土地・ck=戸建・cm=マンション・ce=外全・ci=外一) ※西日本のみ
エクセルやテキストエディタでデータファイルを開き、データファイルの内容を見ることができます。
※レインズのcsvファイルは、エクセルで開くと物件ナンバーや他の項目において書き換えられてしまいます。ご注意ください。